iPad で仮想メモリを有効にする dynamic pager

iPadで仮想メモリを有効にしてみます。iPhone3G、3GSでは重すぎて殆ど使い物にならなかった仮想メモリ(dynamic pager)ですが、iPadでは高速なプロセッサのおかげで、スワップ時にプチフリすることもなく、大容量メモリを食うタスクが扱えるようになります。

以下の方法でももちろん可能ですが、ウパログ様がよりわかりやすく解説されていますので、
こちらにリンクを貼っておきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/uparupa_x_aquos/26093456.html

iPhone 3Gに比べれば倍(256MB)のメモリを積み、A4プロセッサのおかげでほぼ普段使いでより多くのメモリが必要になることはないiPadですが、いくつかの用途では仮想メモリが欲しいと思う時もあります。SSDをすり減らしても良い方、微妙にバッテリーの減りが早くなっても良い方は以下へどうぞ。

iFileを使い、/System/Library/LaunchDaemons/まで移動します。(ルートフォルダから System→Library→LaunchDaemonsと開いて行く)

ファイルを作成し、com.apple.dynamic_pager.plist と名前をつけます。

作成したファイルをタップし、テキストビューワーで開きます。そして以下をコピーペースト。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>EnableTransactions</key>
<true/>
<key>HopefullyExitsLast</key>
<true/>
<key>Label</key>
<string>com.apple.dynamic_pager</string>
<key>OnDemand</key>
<false/>
<key>ProgramArguments</key>
<array>
 <string>/sbin/dynamic_pager</string>
</array>
</dict>
</plist>

できたら、保存してファイルを閉じます。次に /Library/Preferences/ フォルダへ移動し、ファイルを作成。 com.apple.virtualMemory.plist と名前をつけます。同様にテキストビューワーで開き、以下をペーストします。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN"
"http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
 <key>UseEncryptedSwap</key>
 <false/>
</dict>
</plist>

保存したら、リブートすれば仮想メモリが有効になります。使っているうちに/private/var/vm/のなかにいくつかファイルが出来るのが確認できます。
このすべてを元に戻すには、先程作った2つのファイルと、/private/var/vm/の中身を削除すればOKです。

これにより、フルHDクラスのビデオ再生時、シークしたときなどにアプリが落ちなくなりました。サファリもより昔のタブをキープするように、また大量の写真があるページで落ちなくなりました。

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1 Response to iPad で仮想メモリを有効にする dynamic pager

  1. うめ速報 says:

    仮想メモリの容量を増やすことはできませんか?

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